ChatGPTの注目度が高まったことが大きなきっかけとなり、生成AIが身近なものになってきました。生成AIを使って文章を作成したり、ヒントを得たりしている方もいるでしょう。また、商品やサービスへの問い合わせなど、AIがチャットで解答することが増えてきました。AIは私たちの生活に溶け込み、なくてはならない存在となっていますが、実は意外に知られていないことや、誤解されていることもあります。AIの解答はすべて正しい?未来のこともわかるの? AIは何でも知っている?ロボット型をしている?など、AIのウソホントについて解説します。
◇AIの解答はすべて正しい
「ウソ」です。これは、ご存じの方が多いかもしれません。生成AIは、それまで学習したデータの中から、解答を導いてきます。そのため、学習していない内容だったり、もともとの情報が間違っている、学習した情報が古いといった場合、AIは正しい回答を導くことができません。
◇AIは何でも知っている
「ウソ」です。情報は日々変化しています。AIは学習したことはわかっていますが、学習していないことは知りません。そのため、AIがまだ学習していない情報については基本的には解答することもできません。
◇AIは未来のこともわかる
「ウソ」です。AIは、過去のことを学習して解答を導くため、今現在この世に存在していないもの、未知の生物など、未来に関する情報を持っていません。ただし、天気の予報や株の予想など、これまでのデータをもとから「予想」することは可能です。
◇AIには感情がない
「ホント」です。
AIには感情がありません。また、倫理観や経験、感想なども持ち合わせていません。そのため、AIの解答は、倫理的に正しいかどうかの判断や、個人的な感情などが含まれていないものとなります。
◇AIで音楽が作れる
「ホント」です。
音楽制作用のAIなどもあり、音楽を作ることができます。そのほか、生成AIの種類によっては、絵を書いたり、プログラミングなどを行うことも可能です。
◇AIはロボットの形をしている
「ウソ」です。AI自体はロボットの形をしているわけではありません。ただし、AIを組み込んだロボットはあります。
◇AIはまだまだ進化している
「ホント」です。生成AIについては、世界中で研究が進められており、まだまだ進化を続けています。これにより、今まで生成AIでは難しかったことができるようになる可能性も十分あります。
◇AIは新しいアイデアを生み出してくれる
「ホント」です。
AIは、これまで学習したこと情報をもとにしたり、組み合わせたりして、新しいアイデアを生み出すことができます。ただし、人間のような創造性はないため、あくまで既存情報をもとに導き出されたアイデアになります。
いかがでしたか?生成AIは万能ではないことを知り、できること、できないことをわかったうえで使いこなしていくことが必要です。とはいえ、大変便利な機能に間違いはありません。できることを最大限に生かし、業務の中に取り入れていける部分は、取り入れていきたいものです。
※今回ご紹介したウソホントについては、一般的な生成AIに関することであり、また生成AIは進化の途中であることから、当てはまらない部分があることもございますのでご了承ください。