新米が出回る季節です。
ふっくら炊きあがり、ほくほく湯気の立ったごはんは幸せな気分にしますよね。
食欲の秋、お米をよりおいしく食べましょう。
それぞれに特徴のあるお米。
日本で栽培されているうるち米の品種は、230種類以上。新しい品種も続々と登場しているそうなので、たいへんな数のお米が日本にはあるわけです。
また、銘柄米も様々あります。
たとえば、よく知られている新潟県魚沼郡・新潟県佐渡市の「コシヒカリ」は粘り強く、食味バランスがよいのが特徴。
秋田県仙北郡の「あきたこまち」ならやや小粒で粘り強いこと、山形県の「はえぬき」は歯ごたえのある食感とやや淡泊な味、福島県の「ひとめぼれ」は柔らかく、さっぱりした口当たりなどそれぞれ魅力があります。
和食、洋食、中華など料理のジャンルやメニューによっても、適した品種は変わってきます。自分の好みや目的に合ったお米を見つけたいですね。
新米を炊く時は水を少なめに。
実りの季節を迎え、そろそろ新米が登場。
新米は、水分が多く、柔らかくて香りがよいのが特徴です。
おいしく炊くなら、新米ならではの水分を考慮して、炊飯器に入れる水の量を調整しましょう。一般的に、容量比で米1に対して水は1.2倍程度ですが、新米はやや水を控えめに。炊飯器の内釜の目盛りよりやや少なめに水を張ります。
逆に、古米の場合は水をやや多めにするのがコツです。
密閉容器で冷蔵庫保存が理想。
お米はにおいを吸いやすく、高温多湿などの環境では品質も変わりやすいので、保存は密閉容器に入れて涼しい場所で。できれば、冷蔵庫での保存が理想的。大きめのペットボトルなどに入れて冷蔵庫に置けば、スペースもそれほど取りません。
しかしそれでも、長く保存していると、お米が酸化して品質も味も落ちてしまいます。なるべく買い置きは減らして、一カ月ほどで食べられる量を購入するのがオススメです。
自動炊飯器は便利ですが、時には土鍋などを使って炊くのも楽しそう。
秋の夜長、ちょっと手間暇かけて季節の恵みを満喫するのもいいですね。