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梅雨の話題が聞かれる6月になりました。
6月4日は「虫歯の日」ですが、お口のトラブルで怖いのは、実は歯周病の方だとか。
人類の歴史が始まって以来もっとも罹患率の高い感染症、歯周病は、25歳以上の人の80%がかかっているそうです。
虫歯でない歯が抜け落ちてしまう歯周病。
近年では全身に悪影響があると研究報告が相次いでいるそうです。
今月は、歯周病と病気について調べてみました。
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■歯周病のカラダへの影響
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近年、歯周病が全身へ及ぼす影響が研究されているそうです。
歯周病原菌から出る毒素や歯周病原菌そのものが歯肉から血管に入り込んで、カラダに悪影響を与えると言います。
歯周病の人はそうでない人に比べて、心筋梗塞や脳梗塞などの心臓血管疾患にかかる確率が高いと言われていますし、糖尿病と影響を与え合って、いろいろな合併症を引き起こしていると言われています。
さらに、歯周病の妊婦はそうでない妊婦に比べ、約5倍も早産のリスクが高いとか。
歯周病の悪影響は枚挙に暇がありません。
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■歯周病&糖尿病で負のスパイラル
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歯周病原菌から出る毒素がカラダに入り込んで肝臓や脂肪細胞に作用、インスリンを作りにくくするそうです。
結果、血糖値が上がり、歯周組織の破壊が進んで歯周病原菌がさらに増加、血糖値がまた上がり・・・という負のスパイラルに陥るとか。
血糖値といえば糖尿病。
歯周病治療を入念におこなった糖尿病患者ほど、血糖値が下がる傾向がみられたといいますから、関係が密接なことがわかりますね。
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■打倒、歯周病!!の研究
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歯周病の治療は歯石を取るなどのほか、クスリを飲む、歯肉を切るなどの手術をするというもので、一度後退してしまった歯茎を戻すのは難しいようです。
しかし、今年、その歯茎を再生する治療法が発表されました。
臨床研究では骨髄液から採取した幹細胞で歯茎を4〜8ミリ回復させたといいます。
これを成功させた広島大の栗原教授は3年以内の実用化を目指すそうです。
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歯が抜けるばかりでなく、歯周病がこれほどカラダ全体に悪影響を及ぼすとは。
今月中に歯医者さんへ予約を取ろうと思います。